あるヨギの自叙伝とは

 

「 あるヨギの自叙伝 」は、東洋の叡知について書かれたものの中で

 

西欧で最も広く読まれ、敬意を受けている本の一つです。

 

 

一人のヨギの生涯を通した神体験の記録書というような本です。

 

 初版が1946年にアメリカで出版されて以来
34ヵ国の言語に翻訳され出版されています。

 

 

世界中の何百万人の人々にも影響を与えてきたとされる書でして

 

後で知ったことですが・・多くの著名人が感銘を受けた書のひとつなのだとか。

 

ローマ法王も読んでるというのを聞いたことがありますし

 

有名な話ではハリーポッターシリーズの著者である

 

JKローリング女史も貪るように読んだことがあると言われています。

 

 

その他にもビートルズのメンバーの一人だったジョージ・ハリスン・・

 

ハリスン氏も、「 あるヨギの自叙伝 」 に出会ってなかったら今の人生はない。
くたばっていたか、最低の人間になっていたはず。

 

不毛な人生にならず、意味を与えてくれた。

 

 

と公言してたそうです。

 

 

 

 最近( 近年 )ではITの寵児のお一人だったスティーブ・ジョブズ氏が、
この本を愛読していたことがトピックとして、よく取り上げられますが
氏にいたっては、高校1年生になりたての頃に、この本に出会い、
それから亡くなるまでの41年間、事あるごとに、この本を紐解き、
愛読し続けたとされています。

 

 氏のiPad・・その後継のiPad2にダウンロードされていたのが

 

   唯一、この本であったことも、あまりにも有名な話です。

 

 氏は、氏が創業したAppleという会社、
そして氏の脳を経由して生まれた数々の製品群や
氏の手を通して世に送り出された数々の映画についても、
この本をよく読み、この本がきっかけで
瞑想に深く時間を費やすようになったことで得られたものである
と公言していたほど入れ込んでたそうです。

 

 

 

ジョブズ氏は2011年10月5日に惜しくも亡くなられましたが

 

氏が逝去後の追悼式をきっかけに「 あるヨギの自叙伝 」は、
人々の新たな関心を呼び起こすことになります。

 

 

 

 氏の追悼式において、その式に参加した全ての参列者に、氏の家族から

 

この本が次々に手渡されていったからです。

 

 

 

 これが氏の最後の遺言でした。

 

 

 

 

歴史的な背景から言いますと、この書は、西欧世界に東洋の叡知を伝えるために書かれた本で

 

 

聖者とカテゴライズされる方が、どんなふうに世界を感じ
どのような景色を見て日々どんなことを考えているか?

 

その深い内面世界を垣間見ることのできる歴史的にも稀有な書です。

 

 

バガヴァッド・ギーターはもちろんバイブルの聖句に対する言及が多いのですが、
それを差っ引いて、ヨガの骨子も包含して昇華してる天風先生の心身統一道から入って
「 ヨギの生き方を知る 」というのでも参考になる書です。

 

 

 

 日本においては、船井幸雄氏が生涯において
何十回も読んだ本の一つとして公言してることでも有名で

 

 沖ヨガで有名な沖正弘氏も、この本の影響を強く受けたと言われていまして

 

 

 

精神世界の分野における記念碑的な作品であるとして
高い評価を受けています。

 

 

 ニューヨーク タイムズは”稀有な記述”と絶賛し、
ニューズ ウィークは”実に魅力的だ”と歓迎しました。

 

 ニューズ・センティネルは”これはまさに啓示の書である・・・・・・
人類の物語であり、人類がおのれの由来を理解するうえの
案内となるものである・・・・・・
明るいユーモアと感動的な敬虔さをもって語られており、
小説のように面白い”と評しています。

 

 

 

 この本の著者のヨガナンダは1920年にインドからアメリカに到着し、
人々が日々の生活の中で内なる喜びを感じるのを助ける使命を持って
 セルフ・リアリゼーション・フェローシップを設立しました。

 

 その後の10年間で、彼はアメリカで最も人気のあるスピーカーの1人になりました。

 

 彼はホワイトハウスで、当時のアメリカ大統領 カルバン・クーリッジにも会っています。

 

 1925年1月18日付けのロサンゼルス・タイムズは、こう報じています。

 

 「 フィルハーモニー公会堂は開会1時間前に3000席の座席が満席になり、
1000人以上が入場を断られるという空前の盛況を呈した。
 その中心人物はスワミ・ヨガナンダである。一人のヒンズー教の僧侶が、
このキリスト教国アメリカの真っただ中に、つくり主をたずさえて乗りこみ
 キリスト教教義の神髄を説いた」。と・・

 

 

 

 

 

カルバン・クーリッジ米国大統領( 当時 )やエルヴィス・プレスリーなど
地位も名誉も権力も財力も人脈も・・もう何もかも
目に見えるものは豊富に持ってた方も、この書に強く惹かれ、
この方の著書をほとんど全て読み漁った

 

という逸話が残ってるというのも含蓄が深いかと思われます。

 

 

目に見え感覚できる物質的なものや地位、名誉、権力などの

 

社会的ステータスをひたすら追いかけ求め・・

 

たとえ幸いに、それを満たせても、その満足や喜びには限界がある・・
と言うことかもしれません。

 

 

 

 

それに・・

 

 

私たちは日々に忙殺されてつい忘れがちですが・・

 

 どんなにあがいても・・

 

「 最後の一息を吐き肉体がその機能を停止する死 」の前に、
それらは、本人にとって全てキャンセライズされ無効になります。

 

 

 

 

旧約聖書のヨブ記をあえて引用するまでもなく

 

裸で生まれてきた以上、1文無しでこの世を去らねばなりません・・

 

 

 

( 長い目で見た )不幸( 苦しみ )を避け新しいあり方、生き方を
謙虚に学ぶ(真似ぶ)本・・さらには心を洗い心境を加速させるのに
優れた本のひとつと言えると思っています。

 

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