スピリチュアリティの高い書の真贋鑑定秘伝

真贋鑑定秘伝とかいうタイトルをつけて、やや誇張気味なことしたな・・と書きながら苦々しく思ってますが

 

割と大事なことだと思うので執筆してみます。

 

 

天風哲人の口述書のシリーズとの接続性やより深度の深いものというのと絡めて

 

 

スクリーニングの指標として掲げたコンセプトは

 

 

 

●読めば人心を洗い清めて心内から明るく温かく元気なものを蘇らせ魂を高揚させるものか?
( 温もりを感じるものか?)

 

 

●その筆致は洗練されていて、その喩え話や引用の正確性は担保出来てるか?

 

●意志の力は精神生命たる心の上位の感ぜざる魂から発露し、
その心は肉体生命たる体を動かすという概念として位置付けた指摘を本書に含んでいて
「 成功の実現 」などの口述書と相同性があるか?

 

●目指している理念や目的は天風哲人が標榜為さっていることと類比性があって
公益性や社会性があるか?
また、天風哲人の生命哲学とその行法同様・・国や人種・・民族を超えた世界性があるか?

 

 

●文脈や行間にAuraというか・・ハッとさせたり打つ何か・・心魂を込めたもの・・こもったものが感じられるか?

 

 

等です。

 

※なお・・なぜ?快苦の感覚を超えて感情をコントロールする権能のある「 意志の力 」や
自助の精神というのに、ここまで私が、こだわるかと言いますと・・
意志の力は、発展、繁栄のために必須の力であり
心を統御するのに意志力煥発は大事な条件であるにも関わらず
進化向上に同調させ心を統御する意志の力を心から出る力と規定して構成してる書が
世の中にあまりに多く、参考にならないからです。

 

 

さらに、ビジネス書や、自己啓発書ならともかく、こういうスピリチュアリティの高いものだと・・

 

そこから輪をかけて厳しい最後の砦の篩もあります。

 

 

 

それが、これから説明することです。

 

 

さて

 

このサイトを執筆してる私も、このサイトをお読みになってる読者と同じくらいこういう類のものを扱った本は、
心が地獄になって喜びから遠く離れてた頃に、それなりに読んできたわけなのですが・・

 

 

 

 そういう数多ある本のなかでも、この本を選定したのは・・

 

「 あるヨギ 」以外の超常的能力や奇跡的なことを披歴する類の本はですね。

 

 

 なんだかんだで執筆した著者自身に栄光を帰して

 

ともすれば自身を崇拝させる方向に持って行こうとしてるような本が圧倒的に多いからです。(;^_^A

 

 

 

 

 実際スピリチュアリティの高い書や超常的能力や奇跡的なことを披歴する類のは、
こういうのが多い傾向にあります。

 

 著者が、それを意図してなかったとしても自画自賛な傾向が滲み出てくるケースが多いのですが(;^_^A

 

結果的に、そうなってしまう・・というのであれば、

 

私にとっては、それは玉石で言ったら石の本としての評価になります。
( こういう類の書の評価は、< 申し訳ないけども >私は滅茶苦茶辛らつなんで )

 

 

 

 

それに対して「 あるヨギ・・ 」の場合は、自らを崇拝させようだとか
自画自賛性が微塵も感じられない。
決して著者であるヨガナンダ聖者ご自身に栄光を帰していない
と感じるということ。

 

 

 

 そこがあまりにも決定的に違っています。

 

 

 これは些細だけれども、こういう類の書の真贋鑑定に、大事な感性( 感覚 )だと私は思っています。

 

 

 

 読了後の心境の微妙な変化を自ら検査することによって、こういう本の玉石を測ることができるんじゃないかと・・

 

 

 

 

 

 

 

 

なお

 

 

 

 もともと「 あるヨギ 」に興味を持ったのは・・

 

 大名の孫で地位は高かったけれども

 

鼻持ちならない荒くれ、禄でもない人間だった中村三郎( 天風哲人 )を

 

蘇らせるきっかけ( 原点 )になった カリアッパ大師のような高徳の( 真の )ヨギに
興味がふつふつと湧いて・・かつ上述したように、スクリーニングした、そのプロセスで出会ったものです。

 

 

 

パラマハンサ・ヨガナンダや、本書に登場する、そのお師匠たちは
中村三郎を天風にせしめる、きっかけになったカリアッパ聖者と同等か、それ以上の覚者でしょう。

 

こういった方々がいる( いた )・・というのを知らない人に是非知ってほしかったというのもあります。

 

( 自分の探求ということで、自身の中で秘して止めておくべきかも・・とも思ったけども )

 

読者にも、こういう方がいたんだ・・ということは、知っといたほうがいい・・

 

聖者中の聖者という御方が、どういう感じ方をしていて、
一体全体、どんな景色を知覚しておられるのか?というのを知るのは
相当な内面の啓発になる・・と思うほうが優ったというのはありますのでご容赦ください。m(__)m

 

 

( 追記で )

 

以下の動画は「 あるヨギの自叙伝 」に所縁の画像が含まれているので動画引用します。

 

この本を読んだことのある方なら
同書の写真の一部( 数枚 )が以下の動画の中に含まれていることがわかって
かつ、それが動画として動いてるのを知って
一層、臨場感が増し思いを馳せることができると思いましたから。