心身統一行法 実践の恩恵
その恩恵は、志や動機を時々点検し正して行じていったら得られるもので大体以下のようなものです。
そもそも、そういうのを書く資格が私にあるのかなぁ?と自省もしましたが・・この本をベースにしたメソッドを公開したところ
多くの素晴らしい報告をいただいている。
自分自身も、この方法に出会って実践して、最初は微かな変化・・
やがて生じた心境の加速的変化や生命に生じた事実というのもあって
未だに研鑽していますので・・恐る恐る書いてみます。
ただし
この記述にこだわる必要はないのかもしれません。
こういった記述でご自身の観念をあまり、がちがちに固定しないように、
方法を知ったら、やるときは真剣やったらいいと思いますが、基本心を遊ばせ自由にして自ら答えを探して自身の生活に合わせた実践を愉しんでくださいね。
( 初期の頃は )自分の心の感じ方を含めた状態や心の持ち方に変化が起きるかを発見しようとする姿勢が大事です。
ひとつのヒントとして
特に実践初期の頃は、過度の期待をしないでやること
( 最初の頃の感覚は些細なので‥こんなものなのか・・とがっかりしない )
天晴れ!本当の意味で心を済度できているというような方は
世の中には、あまりにもいない・・と述懐されてるくらいですから。
それと‥心をコントロールする律動的意志( 意思 )の力が少しずつ出やすくなってきたな・・という感覚が強くなってきたら
やってりゃ、そのうち変わるだろう・・ではなく
自分で自身をどう変えていくべきか?「 自分はどうありたいのか? 」
こう変えていこう!というのを明確にして取り組んでいく。
そうしたら別に心身統一行法にこだわりなく・・取り組みが広がるかと・・
各論では、心身統一行法に限らず、他にも優れたものはあると思うので・・
寝る直前の鏡を用いた信念強化暗示でしたら・・
たった1分程度ですが・・やるときは、厳粛で真剣な気分で自身に向き合って行う
( 鏡に映した自分の顔を見て厳粛で真摯に向き合ってるかどうかは・・映した顔見りゃわかりますよね。
凛とした真剣な顔になってるかどうかくらいは・・ )
期間的には、本当に深い決意と気持ちを込めて真剣にやったら標準的には4日くらいの実践で自分を作り変えるきっかけ( 微かな兆し )が得られる・・と申しますか・・精神に新しい頼もしいものを微かに感じる方が多いようです。
※私の場合は、鏡による信念強化の自己暗示を当時、一生懸命やりました。
2週間くらいの真剣な実践で微かな何かを感じ出しました。
これを真剣になってやって40日ひたすら続けたところ、言葉で表現するのが難しいですが、、、
これまで心や事柄に右往左往し振り回されてばかりだったのに
心の深いとこの何かを変えることができた実感・・微かな自信が生まれ一皮むけたという確信と
何とかなるんじゃないか?という安心感を得ました。
これを、かけがえのない原体験にし、不安や恐れは、そのまま受け容れ、
その一方で頼もしいものを作って皮を脱いで生命を強くしていく・・ということに強い手ごたえと面白さ、嬉しさを感じた記憶があります。
どういう感覚になるか?どういう体験が得られるかは千差万別、十人十色、百人百様で人それぞれと思います。
例えば
私が心を強くするのに重点的に行った鏡を用いた信念強化暗示
せっかく心を積極化する行法を実践し運命や健康が立て直されたのに、その後おざなりになって・・心の取り締まりがルーズになっていき、健康や運命が、またおかしくなって、再度原点に返ってやり始めたという方からも、ちらちら報告がきますが・・
肩の力を抜いて、肛門を締めあげ腰に生命エネルギーを漲らせ、胸を張った上で
腹の底から絞り出すような声音で「 お前信念強くなる 」
この力強い暗示の言葉を鏡に映った眉間の奥に叩き込んで心に命令する・・これで押していくのでもいいんじゃないか・・と思う。
そしたら、それは起こるでしょう。
記録を付けるなどの工夫をし持続力をつけてやる必要があります。
ただし、これは男性で、女性の場合は、「あなたはもっと笑顔になる」とか
「 あなたはもっと魅力が溢れる 」でもよいかもしれない。
ちなみに
こういうのを独身女性が知ってしまい・・これを続けてしまうと・・ですね。
生命の清新なオーラが凛として煌き出して・・相応しい男性以外は、なんだか寄れなくなる・・そういう意味では虫よけにも、なるかもしれない・・
とにかく精神に微かな何かを感じることができた方は、その後も節目を作って淡々と心身に深い悦びのインパクトを与えていくということ。
哲人の生命哲学は、生命の本源にアプローチすることで生命の馬力が出るようになるわけで日々の生活に根差しています。
心身統一行法自体がクールでかっこよい・・奇をてらってなくて、人知れず秘かにやれるものばかり・・
現実の生活の中で向上を目指すものです。
実に面白い行法なので( 人知れず )悠々とやったら良い気がします。
特に実践初期の頃は、淡々とやることです。
( 最初の頃の感覚は些細なので‥こんなものなのか・・とがっかりして、モチベーションを下げてしまわないのがコツ )
そうして心の中核・・中枢部ともいうべき感受性を司る、感じせしめる精神感応性能をリアリステックな方法で堅実に強化して、
生命の馬力がでて、消耗し難い心身になって、その馬力をちょっとずつでも尊く清く強く積極的な心的態度に気持ちが振り向きやすくなるように自分を作り変え、傍も楽にする「 行 」に集中するということ。
それを堅実に繰り返して・・心身に深い悦びのインパクトを与えて続けていくと
先ず
●( 生きる根源のとこの力が強くなり )不安や恐れに負けない強い心の鋳型が新しく作られて日々に気持ちの清新さと張りを感じていくことが出来ます。
( 不安や恐れ、自身の意気地なさ等を感じる場合があるのは、当たり前です。
そこで、そういう不安や恐れを感じる自我と、しっかり向き合い誘導し監督していく )
●心とつながった自律神経機能も整い気血が停滞なくスムーズに循環するようになり生命生存力や信念も強くなって大らか( 平らか )になっていく。
●実務的に日々が軽やかになり、平凡な奇跡(※)が起きるようになる・・
さらには
●生活が簡素で綺麗になり心も純化されて魅力が増し自然で穏やかな笑顔が増え、日々のふとした瞬間、刹那に喜びを感じるようになる・・
( ただ反応させられるがままだった )人間関係を修復し和す力や日々幸福感や多幸感も深まっていく等の恩恵があるそうです。
※あの人が機嫌が悪いから私も機嫌が悪い・・あの人から塩対応されるから私も塩対応・・
という反応的な人間関係ではなくなり、そこに主体的に干渉できる微かな空隙が生まれる・・
( 別に相手が不機嫌だからって、こっちまで心を不機嫌にさせる必要もない・・
相手が不愛想でも微笑を返せないということもないわけです。引っ張られるので、やや難易度は高いけども・・ )
真剣に実践していったら、出会う人も変わっていく場合があるし、
特に変わらなくても、普段つき合う人に接する際の自身の心的態度を尊く積極的に変えることで拓かれてくるものがあるのだとか。
それ以外の内面の変化としては
他人と自分を比較して優越意識に浸ることもなく
「周りの人はすごいのに自分は全然ダメだ」と
嫌になることも少しずつ無くなって等身大になっていくはずです。
そういった差別意識的なものが外れて調和に満ちた尊い張り( 弛んでないし、延び切ってもない )のある清新な心の鋳型に同化して・・
生かす力を受け入れるキャパシティが拡がって、とにかく、消極に傾きやすい環境にあっても積極に振り向けるのがうまくなっていく。
そうして
気で生きる生き方を探求していくうちに、( 生かす力が増えて )いろんな意味での高次の援けが、そこに引き寄せられるように同調してくる。
その結果として
●気持ちに張りがあり積極的なこともあって、妙にタイミングが良くなったり、実務的に、
運が良くなり逆遇だったのが災い転じて・・になったり天祐ともいえるような助けを受けたりする場合もある。
( 心身統一行法に興味を持つような方は堅実で良識のある方でリアリストが多いわけですが・・
そういうなかでオカルティックな事例を掲載するのは、やや気がひけるわけだけども・・リアルのご報告でも、こういう報告も割といただくので )
( ※ なお、これらのシンプルでリアリスティックで堅実な方法を丁寧に実践することで、
燃やせば燃やすほど渇きを催す本能満足的欲望の足かせから解かれ、転換されるきっかけを得たり、
それまで苦手だと思ってたり、今までは、こういう出来事があったら、
( 事柄に心を反応させられ、離すことが出来ず感情の奴隷になって )怒りをぷんぷん爆発させてきてたのに案外平らかに淡々と対処できた・・とか
これまでは、こんな出来事があったら、心が取り越し苦労して夜もおちおち寝れなくなってたのに・・淡々と処理できた・・とか
・・以前(の自分)だったら出来事に首っ引きになって苦悩し煩悶してたのに・・
心の持ちようが以前と打って変わってることで、これまで出来ないと思っていたことが出来るようになっており、
新しい安心が広がっていく感覚がある・・とか
劣等感があってすぐに人と自分を比べて落ち込んでたのが、包み込むような大らかな気持ちになってる・・
ハンディを飛躍のばねにする気概が出てきた・・
とかいう体験を持つケースがあるのだって
「 奇跡 」としては平凡かもしれませんが、当の本人にとっては、すんごい奇跡で、こういった科学的奇跡も
自分で意志し努力して行じて心の鋳型( 精神の態度 )を積極にしていった恩恵だと私は思っていますので・・ )
別にコツというほどのことでもないですが
やるときは真剣に
かつ
新たな気持ちで淡々とやることです。
潜在意識が動くシステムを淡々と使えばよいのです。
うまくいかないのは、あまりにも難しく考えすぎるというのもあるのかもしれません。
私も昔そうだったからわかるのですが、いろんな自己啓発の知識を取り入れ、言葉の意味を分析し考え込むからややこしくなるわけです。
心を強く尊くし、自律神経を活性化し生かす力の受け容れを豊富にするのに、別に考え込んだり、理屈をごねてもしょうがありません。
理屈や理論よりも実践です。
やるかやらないか?
深い探求熱が出るくらいまで続けるか・・( そこまで行かず )続けられないか?だけです。
理論を説明しようとすれば、もちろん深い精神神経科学的なものが、そこには横たわっていて、
天風哲人の生命哲学や心身統一行法は、その理論も完備しています。( 心あるお医者さんも唸るらしいので・・ )
しかし、理屈以前に、実践によって、生命要素があなたの心身に豊富になり、神経系統に導入され活性化するようになって、当のあなたの日々に安心立命や生きがいを感じられるようになり、生命事実が雄弁にそれを証明して、自身の生命や生活事実でそれを確認できたほうが・・これをご覧のあなたも、そっちのほうがよいに決まってますよね。
実践すれば、”ああ、そういうことだったのか”ということがわかってくるかもしれませんから。
なお
メールやら、手紙やら、はがきでお礼をいただいた方のなかに事業家とかもいますが
( 人生の下降期であったとしても・・そういう方の場合は、やはり立て直すのは大変で、もう相当にメールでやり取りしたケースもありますが、それでも見事に蘇生する方もいます )
例えば・・生活に困窮していたって方で・・
「 4年前だったかのことを考えると今は夢のような生活です。
感謝です。 」
っていう報告をくれた方もいました。
ただ
その方にも簡単にアドバイスと言いますかコメントもしたんですが
確かに、こういう報告は私にとっても嬉しいものの一つになるけども・・
その感謝は本当は当たらない。
そういう苦しい・・一般的には投げやりになって不貞腐れるような絶望的な境遇でも
決して腐らず負けなかったご自身の尊く強い心(腹)を作れて生命要素が豊富になったことに土下座するような感謝をしたほうが良いんです。
それに習慣化させ生活に密着させることで業績がよいとこはさらにうなぎ登りに業績がよくなったりする。
そういう報告から鑑みても
「天風哲人の本は、人生の上昇期に必ず出会う本」というのは、あながち嘘ではないかもしれません。
以下は天風先生の動画です。
動いてるのを見るのも新鮮かもしれません。